北京・天津都市間鉄道の乗客受け入れを間近にして、北京-上海高速鉄道も間もなく着工されることになっている。高速鉄道と高速列車の目覚しい発展を契機に、山東省青島市はその流れに乗って、5年前後を目標にこの有名な都市を、「国家高速列車産業基地」に作り上げることを目指している。
青島市科学技術局によると、2008年から青島市は計画に基づいて、南車四方機関車株式有限会社を基盤に約5年の時間をかけて、高速列車の組み立て、車体、ボギー車体、制御システムなどのコアの技術開発を完成させ、完成車の製造を中心としたリーディング的な産業クラスターの形成を目標にしている。
それと同時に、時速300キロの「動車組」と呼ばれる高速列車の大量生産を実現し、時速350キロの「動車組」開発の成功や、関連産業の発展をけん引して、最終的に「国家高速列車産業基地」を作り上げる。
青島では今までに、時速200キロと300キロの「動車組」の開発に成功しており、前者は現在国内で運行されている時速200キロの「動車組」の主力車種である。後者の300キロの「動車組」も、今年の北京オリンピック開催前に、北京・天津都市間鉄道で採用されるという。
「チャイナネット」2008年3月24日 |