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中国にはまだ二桁成長の潜在力ある 世銀副総裁
発信時間: 2009-11-12 | チャイナネット

 

世界銀行の副総裁とチーフエコノミストを務める林毅夫氏は11日、「政府の大規模な財政と通貨刺激は中国経済が国際金融危機からいち早く回復する手助けとなる」とし、「外部条件が有利に働けば、中国経済は今後も二桁成長を維持する潜在能力がある」と述べた。新華網が伝えた。

「2009年ノーベル賞受賞者北京フォーラム」に参加した林氏によると、中国政府の財政状況は比較的よく、負債が少ない上、2兆ドルの外貨準備高がある。しかも中国の産業と技術はアップグレードの可能性が大きく、インフラ施設への投資チャンスも多く、人材も確保されている。こういった条件が十分に活用されれば、有利な国際環境のもと、中国経済は二桁成長を実現する潜在力があるという。

林氏はまた、中国政府が取った財政刺激策を高く評価し、その「全体的な方向が非常にいい」と述べた。中国政府は4兆元投資のうち80%をインフラ施設の建設にあて、そのうちの半分を省エネや環境保護事業にあてている。

林氏は「こういった投資は短期間で需要を生み、雇用を創出する。長期的には経済成長の潜在力を高め、持続可能な成長を維持し、地域格差を縮小する」と指摘する。

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