鉄道部は9日、中国の鉄道路線が年内にも世界第2を誇る8万6000キロメートルに達することを明らかにした。中国新聞網が伝えた。
鉄道部は2012年までに鉄道路線11万キロメートル、電化率と複線率で50%、旅客輸送専用線の「四縦四横」(南北に4線、東西に4線)を骨格とする高速鉄道1万3000キロメートルの達成を目指す。鉄道部の幹部は「これが完成すれば、整備された鉄道網がある程度の規模となり、鉄道輸送における制約を基本的に緩和する」と誇らしげに話す。
北京・上海間高速鉄道など現在建設中の鉄道プロジェクトは274項目にのぼり、鄭州・西安間高速鉄道や福州・廈門(アモイ)間高速鉄道などが相次ぎ完成しようとしている。
国民経済の発展に関わる重要なインフラとして、今年は鉄道の基本建設投資が大幅に増加された。この10カ月で固定資産投資は前年同期比73%増の4428億3100万元、鉄道基本建設投資は同87%増だった。「中長期鉄道網計画」によると、今年の鉄道計画のうち基本建設投資は6000億元分が完成した。
中国経済の安定により、鉄道輸送における各指標の明るい見通しが立っている。旅客輸送面では、この11カ月で全国の旅客輸送量が前年同期比4.4%増の14億1300万人を数え、鉄道部によると「旅客中心、貨物で補足」戦略が際立った効果をあげているという。貨物輸送面では、この11カ月で全国の貨物輸送量は30.22億トンにのぼった。
「人民網日本語版」2009年12月10日 |