秘訣その六:需給の変化を注意深く観察
商品それぞれに特有の需給周期があるのと同じように、株も一つの商品と見なして研究を進めることができる。
需給関係を正しく理解しようとするならば、需給の変化を注意深く観察しなくてはならないとロジャーズは言う。社会や経済の変化は、需給関係の中に如実に反映されることが多いからである。1979年のオイルショックがいい例である。この法則を忘れず、需給関係の変化を常に把握していさえいれば、豊潤な利益がもたらされるだろう。
数々の投資研究の中でも、彼は業界状況と需給関係の研究を最も重視している。供給が急増しているならば、その株に見込みはない。