第三次情報革命――日本経済再生のともしび

第三次情報革命――日本経済再生のともしび。 かつて飛ぶ鳥を落とす勢いだった日本が、20年におよぶ長い経済低迷に沈んでいる。このような低迷を招いた要因としては、ひとつには主要な技術分野で最高水準を保てなくなったこと、もうひとつには日本が伝統的に強い分野である製造業が主流から外れつつあることがあるだろう・・・

タグ: 日本 情報革命 経済

発信時間: 2010-08-23 18:01:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ユビキタスネットワーク戦略とIOT戦略の予期せぬ一致

2004年、日本は国家情報化戦略としてユビキタスネットワーク戦略を打ち出した。当時はまだIOTという概念がなかったが、ユビキタスネットワーク戦略は期せずして、その方向性がIOTと一致していた。IOT理論と比べると、日本のユビキタスネットワークの概念はセンサーそのものから離れることができずに、ネットワークの概念を欠いたままでいるが、何と言っても既に動き出しているということが大きい。

実用性に関しても、日本は一定の成果を上げている。なかでも、IOTに基づいた地震感知予報システムが目覚ましい。

長年にわたって、地震予知は世界の科学界にとって大きな難題だったが、2007年10月に日本はセンサー型地震予知システムを正式に導入し、各関連機関がこれを無料で利用できるようにした。そして2008年6月14日、東北地方の岩手と宮城でマグニチュード7.2の地震が起きたとき、気象庁は本震の揺れが宮城県石巻市に達する12秒前に地震予報を発した。被災地域の住民に貴重な準備時間を与えたのである。

IOT技術が地震予知の分野で画期的な使用実績を生みだしたことで、情報化の新世紀が切り開かれたと言える。

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