百度のナスダック上場5周年記念日に当る8月5日、百度の北京本社から遠隔操作でナスダックの市場開始チャイムを鳴らす李彦宏氏(右から4番目)
42歳の百度(バイドゥ)代表・李彦宏氏は近年多忙を極める。
引く手あまたの中国人企業家である李彦宏氏は7月下旬、アメリカに赴いて世界的に有名な「サマーキャンプ」のサンバレーカンファレンスに出席し、ビル・ゲイツ、バフェット、マードックといったビッグネームを相手に世界経済とインターネットの将来的な発展について会談を行った。アメリカから帰国してからは、息つく間もなく国家イメージ宣伝フィルム「人物編」の撮影現場に顔を出し、さらには北京市から「首都傑出人材賞」のトロフィーを受けとっている。
「この10年で百度は技術革新を経て世界最大の中国語検索エンジンとなった。今後10年はネット世界の大本営という地位を確立し、世界半数以上の国家で、百度の名を知らぬ者のないほどのブランドとして確立したい」と李彦宏氏は語る。