・「登録ページ」が新たな成長基盤に
百度のトップページを開いて「時間」と入力すると、検索結果の筆頭には国家標準時間が出てくる。また「電車の切符」と入力したときの検索結果トップはチケットサイトではなく、百度自身のチケット検索サービスのページとなる。
2009年8月、百度技術革新大会で「ボックスコンピューティング」というまったく新しい技術概念が発表された。李彦宏氏はその場で来場客に未来のイメージを絵に描いて示した。「パソコンを開けばスクリーンの中央に入力ボックスが一つ浮かび、したいことをここに入力するだけで答えが得られる」という構想である。
「ボックスコンピューティング」の概念はこの10年ユーザーの需要を観察し続けた結果として提示されたものであり、これによって百度の技術開発の新たな方向が決まったと百度の関係者は述べる。百度の「鳳巣」普及システムや検索開放プラットフォームなどの製品はすべてこの「ボックスコンピューティング」の概念を前提に打ち出されており、ユーザーの需要をより高いレベルで満たすことが目的である。