商品食糧の大型生産拠点の建設をスタート
商品食糧の供給増加や食糧需給の緊張緩和、食の安全確保に向け、中国は▽商品食糧の大型生産拠点建設プロジェクト▽農産物の品質安全検査体制確立プロジェクト▽近代的農業の試験構築プロジェクト--を立ち上げた。
これまでに黒龍江省、山東省、湖南省などの食糧生産省(区)に生産拠点を建設している。これは、長く続いた食糧不足から需給の均衡化、豊作による食糧余剰へといった段階的発展、および食糧生産の安定化と品種構成の最適化に重要な役割を果たした。
農産物の品質に対する検査能力の向上に向け、国家発展改革委員会は2006年、『全国農産物品質安全検疫検査体制構築計画(2006-2010年)』を批准した。計画投資額は59億600万元で、うち中央財政投資は38億5200万元。2010年現在、計上済みの中央財政投資は32億3千元、地方の付帯資金は約14億元。これにより、▽部級の研究センターと専門センター36カ所▽部級の地域センター13カ所▽省級の総合センター30カ所▽県級の品質検査ステーション935カ所--の設置を支援した。