円滑に進む重要交通プロジェクト
第11次五カ年計画の期間中、▽青海省西寧と西蔵(チベット)自治区拉薩(ラサ)を結ぶ青蔵鉄道▽旅客運送専用線路▽南北5本、東西7本の幹線国道▽8本の西部開発国道幹線▽上海国際水上運輸センターの洋山深水港プロジェクト▽長江河口深水航路整備プロジェクト▽北京首都国際空港の拡張工事▽上海浦東国際航空と虹橋空港の拡張工事--が完成し、使用が開始された。
青蔵鉄道のうち、全長1142キロに及ぶ格璽木-拉薩区間は2006年7月1日に竣工し、運行を開始。青蔵鉄道は国家重点事業と西部大開発戦略を代表するプロジェクトとなった。
また、武漢(湖北省)‐広州(広東省)間と鄭州(河南省)‐西安(陜西省)間の旅客運送専用線が相次いで完成したほか、京津都市間鉄道を含む都市間鉄道の計画・建設が実施に移された。
2008年北京五輪の開催に合わせて、北京首都国際空港の3回目となる大規模拡張工事が2004年3月に立ち上がった。投資総額は240億2400万元。
上海浦東国際空港の拡張工事は投資総額185億8100万元で、2008年に完成。虹橋空港の拡張工事は投資総額135億3千元で、2010年に完成した。両空港の拡張は、2010年上海万博の成功と上海の総合的な競争力の向上において重要な戦略的意義があった。