対外貿易構造を4方面から転換
また、公報では対外貿易構造を最適化し、外資利用水準を引き上げ、対外経済新出戦略を加速し、グローバル経済管理や地域協力に積極的に参加し、国際経済協力への積極的な参加及び新しい優位性を持つことを提起している。
国家発展及び改革委員会対外経済研究所の張燕生所長によれば、「十二・五」期間中の対外貿易及び経済における転換には、主に4つの方面が含まれるという。第一は導入の面で、これまでの資本や知力の導入から、更に進んで管理制度等も導入しながら、国際的通例規範にレベルを合わせ、市場経済体制を徐々に整備していく。
第二に、対外進出の面で、これまでの工程請負やエネルギー資源における対外投資の状態から世界の生産、人材、資源、物流等の上質な要素を全面的に中国の製品価値連鎖につなぎ合わせ、地域的または世界的貿易生産体系の構築を目指す。
第三に、輸入の面では、輸入した技術が産業の高度化においてより力を発揮することを目指す。
第四に、輸出の面では、これまでのローエンド製品中心の状態からミドルエンドまたはハイエンド製品中心の状態にするとともに、ローエンド工程のOEMから、自主設計、生産、研究開発、販売を行える状態に転換する。
各領域における全面的改革