「環球網」は、英ロイター通信11月1日の情報として、水曜日にインド政府高官が来年(2011年)末にレアアース生産の再開を計画していると語ったことを報道した。
報道によれば、インド政府は国内のオリッサ州に位置する生産能力5000トンのレアアース工場に3200万ドルの資金投入を行っているという。インド国有企業の「インドレアアース有限公司」理事長兼社長のR.N. Patraはメディアに対し、そのオリッサ州に建設中の工場がすでにレアアース生産の環境許可を取得したと語った。Patraは言う。「インドは市場競争力に欠けていたため2004年にレアアースの生産をストップしていたが、今では国内の関連技術も改良され、競争力もアップしている。国内の需要から見て輸出空間があるはずだ。」
また、Patra氏はこう指摘する。「レアアースの需要は主に米国、日本、ヨーロッパ、カナダ等経済先進体に集中していて、特にカナダの需要は非常に大きい。2004年、インド国内需要は約200トンで、現在需要量はそれ以上になっているはずだが、それでもやはり大きな輸出空間があると考える。」
また、日本はレアアースの一大消費市場であり、インドのシン首相と日本の菅首相は今週鉱物資源と金属の方面で協力していくことで合意したという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年11月2日