「土地の都市化」が再ブーム 農民の利益を損なわないよう注意
青書によると、中国の都市化が直面する最大の試練は、大規模な農地の徴用と各地で頻発している強行立ち退き、暴力立ち退きの問題である。
「土地の都市化」の再ブームは、土地財政の強い刺激をより反映したもので、都市・農村の統一的発展、都市・農村一体化、新農村建設の真のニーズではない。「土地の都市化」において農民の利益を損なわないよう注意する必要がある。
半都市化が問題に 困窮する農村も
中国の都市化は工業化より遅く、人口の都市化は土地の都市化より遅い。農村の工業はますます競争力を失い、新興産業は大中都市や工業団地、ハイテク開発区に密集しつつある。都市部と農村部に巨大な差があるため、多くの若者は農村での生活を望まなくなっている。「産業なし」、「若者なし」、さらに「住宅なし」などにより、一部の農村は困窮や衰退に陥っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年12月16日