広東省婦女連合会(婦連)が発表した「子ども一人にかかるお金は毎月2648元」との調査結果が大きな波紋を呼び、多くの「子どもの奴隷」たちがその苦しみを語り始めた。公開された育児の帳簿はどれも驚くものばかりだ。多くの子は4年間の幼稚園だけで約10万元かかり、小学校の費用は5万元以上が普通で、中学高校の課外補習費用は6年間で約10万元近くになる。子どもを産み育てる父親・母親は、子どもを産むことは「社長」を産むようなものだ、子どものために一生働かなくてはならないと嘆息する。1980年代生まれで子どものいない人は、こうした情況に恐れをなし、「子どもはいらない」と言い始めている。「羊城晩報」が伝えた。
同婦連はこのたび、広州、仏山、韶関、楽昌、掲陽などの0-3歳の子どもがいる世帯を対象にサンプル調査を行った。すると子ども一人にかかる費用は月平均で2648.29元となった。教育費が大半を占め、毎月の支出は平均784.31元に上り、最高は2万元だった。
▽出費の第1段階:0歳から3歳まで
広東省の子ども一人あたり平均支出は3年間で9万5千元--最大の支出項目は保母の経費
0-3歳の子ども一人にかかる月平均費用の2648.29元で計算すると、3歳までにかかる費用は9万5千元を超える。インターネットでは多くの家長が「それくらいかかる」としている。
だがこれほどの費用をかけても保母は雇えない。現在の市場価格で計算すると、住み込みで子連れの保母の経費は月約2300元で、パートの場合は月約1300元だ。手伝いの人を雇うと、ひと月の支出は3千元を下回ることはない。