(2)預金準備率と金利の引き上げ
今年上半期に中国人民銀行(中央銀行)は預金準備率を6回引き上げ、金利を3回引き上げるとともに、一連の公開の市場操作を行い、貸出金を秩序よくコントロール可能な範囲で減少させた。これによりインフレに至る通貨条件が初歩的かつ効果的に抑制された。
6月末時点の広義マネーサプライ(M2)残高は78兆800億元で、前年同期比15.9%増加し、年初に確定した調整目標の16%を下回った。貸出金の状況も安定し、上半期の貸出額は4兆1700億元に上った。6月末時点の貸出金残高は同16.9%の増加で、国際金融危機以後で増加幅が最低の水準となった。