宏源証券の唐永剛チーフ戦略アナリストも、「米国が放水すれば、中国は塞がなければならない」ため、中国の投資家は米国が新たな景気刺激策を実施するかどうかを非常に気にかけていると見る。また、「米国が通貨量を再び増やせば世界の流動性は増加し、多くの資本が中国に流入する。そうなれば、中国は通貨政策において反応を示さざるを得ず、下半期に緩和された通貨政策を実施するのが難しくなる可能性もある」と懸念を示した。
中国国務院発展研究センター金融研究所の巴曙松副所長はメディアの取材に対し、「ドルがAAAの最高格付けを失ったことは世界市場に動揺を引き起こすが、各国のコストシェアリングや利益構造の均等化という新たな一幕を開くことにもなる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年8月8日