世界一せっかちで忍耐力のない中国人 海外メディア

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タグ: 世界一せっかち中国人

発信時間: 2011-08-09 17:02:55 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

△中国は急速発展の段階にいる

中国人民大学国際関係学院の金燦栄副院長によると、客観的にみて、中国社会は急速な発展の過程にあって確かにバランス失墜の問題を抱えている。だが中国の発展ペースを緩めても、こうした問題は引き続き存在する。中国で市場化がスタートし、人々には生活を改善したという強い欲求がある。これは中国社会の急速な発展を支える内在的な動力であり、中国社会を前に押しやる力でもある。中国は今、このような歴史的な段階にあるのであり、速度を緩めようと思っても緩めることはできない。中国の問題は成長が速くてせっかちな子どものようなものだ。成長の速さとせっかちさとは何の関係もない。実際のところ、先進国はみな、こうした段階を経験している。

1960年代から70年代にかけて、日本は世界で最も急速に発展する国だった。「高度成長期」にあった当時の日本人の生活も「緊張感あるペースの速い」ものだった。日本経済の高度成長期におけるサラリーマンの速いリズムの生活に合わせて、ある日本人がインスタントラーメンをはじめとするインスタント食品を生み出した。だが時間が経つと、多くの人が胃腸を病み、ペースの速い生活のマイナス面が顕在化してきた。当時の日本では食品添加物の乱用事件や環境汚染の事件がしばしば発生し、ペースの速い生活が浸透するのに伴い、仕事から帰ってきて自分で麺をゆでて食べるといった暮らしがあっというまに消えてしまったことを多くの人が嘆いた。

1990年代になると、日本全体が突如「失速」し、経済が低迷して前に進めなくなったことだけが、日本人の悩みの種として残された。不景気で失業者が増え、仕事をなくして生活ペースがゆっくりになった人々は、今度は精神的な支えを失ってしまった。

北京大学の銭乗旦享受は取材に応える中で次のように述べた。急速な発展段階は世界的にみて普遍性のあるものであり、このような発展段階を経なければ、いかなる国もきらめくような経済的成果を獲得することはできないし、短時間のうちに貧困や遅れの問題を改善することはできない。中国の問題はペースが速いかどうかということにあるのではなく、社会の各方面の発展のバランスが取れているかどうかということにある。ペースの上昇、公平性の問題、食品の安全性の問題のバランスなどだ。中国はこうした問題について、まだしっかりとした思想的準備ができていない。

*リュウ:「足偏」に「留」

*タツ:「足偏」に「達」

「人民網日本語版」2011年8月9日

 

 

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