午前終値は前日比150円安の584円となり、下げ幅は20.44%に達した。東京証券取引所によると、これはオリンパスにとって1978年1月以来、33年ぶりの最安値更新だという。約1カ月にわたる値下がり局面を経て、9日の終値をマイケル・ウッドフォード元社長が解雇された日の前日にあたる10月13日の終値2482円と比べると、下げ幅は76.5%に達し、オリンパスの時価総額は65億ドル以上が「蒸発」したことになる。
▽大手各社が買収に意欲
現在、日本の光学製品大手のHOYA株式会社、フジホールディングス、米ジョンソン・アンド・ジョンソンなど数社がオリンパス買収に意欲を示している。
あるアナリストによると、パナソニックが以前に組織構造を再編した際、子会社・三洋電機の一部部門を切り離したように、オリンパスも非営利部門や非中核部門を切り離すとみられる。
「人民網日本語版」2011年11月10日