アジア太平洋経済協力会議(APEC)第19回非公式首脳会議に出席するためハワイを訪問中の胡錦涛国家主席は現地時間10日午後、ハワイ・ホノルルで米商工界の代表と会見した。
胡主席は、米商工界が中米交流促進、アジア太平洋経済協力強化のために積極的な役割を果たしていると評価、「中米経済貿易協力は互恵・ウィンウィンが本質であり、中米が経済貿易協力を深化・拡大することは、両国国民の福祉だけでなく、世界経済の復興と発展の見通しにも関わる。米商工界が中米経済貿易協力と両国関係発展に向け、より多くの貢献を果たすことを期待する」と強調した。
米商工会議所のドノヒュー会頭、フェデラルエクスプレス(FedEx)のマイケル・ダッカー社長、米国保険業者安全試験所(UL)のキース・ウイリアムズ社長など、米商工界の代表らは会見において、現在の情勢における米中経済貿易の発展について意見を発表、「中国の改革開放は大きな成果をあげ、インフラ・環境保護・科学技術などの分野で急速な発展を遂げた。米中の経済貿易関係は21世紀において最も重要な二国間経済貿易関係だ。米商工界は一貫して米中関係の発展を支持しつづけていく。これからも対中投資と中国との互恵協力を引き続き拡大していきたい」としたほか、知的財産権の保護、中国の対米投資拡大などを巡り、提案を行った。会見には米商工会議所、FedEx、ULのほか、ダウケミカル、ウォルマート、JPモルガン、ジョンソン&ジョンソンなど米国企業・機関の代表者が出席した。