▽今後の予測:来年末までに5回以内の引き下げ調整か
預金準備率は引き続き引き下げられるだろうか。
連チーフエコノミストによると、安定的成長を考慮すると、来年の貸出金の増加額は今年を上回ることが予想される。このため来年末までに、預金準備率は最大で5回の引き下げ調整が行われ、1回当たり0.5ポイントの引き下げが予想される。
巴副所長によると、欧米諸国が今後、新たな量的緩和政策を打ち出し、外国為替資金残高の目立った減少という局面が変化すれば、預金準備率の引き下げの余地は小さくなる。そうでなければ引き下げ調整が引き続き行われるとみられる。いずれになるかは流動性の変化の状況によって決まるという。
また巴副所長によると、金利については、現在は引き下げの可能性は低く、来年の物価が高止まりして、通貨当局が長期にわたるマイナス金利を容認できなくなれば、引き上げの可能性が排除できなくなるという。
「人民網日本語版」2011年12月1日