外資は組織的に中国売りをしているわけではない
しかし、中には異なる観点をとる外資もある。ホットマネーは確かに流出している。しかし外資による組織的な中国売りが原因ではない。シティバンクグループの首席経済研究員の沈明高氏によると、最近の人民元の動きは市場からみれば極めて正常であり、外資による組織的な中国売りは存在しないという見解を示す。
人民元は今年に入ってから現在にかけて、対ドルで4%上昇した。一方、別の新興市場の通貨は5%の下落、国によっては10%超の下落となっている。人民元の為替レートは他の新興市場のそれと比べて堅調であると沈氏は指摘している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月16日