株式市場:実体経済に基づいた趨勢
A株の続落に直面して、中国の多くの投資家が理解に苦しんでいる。中国経済は世界経済の中でも突出した成績を残しているのに、どうして株価がこんなに悪いのかと首をかしげているのだ。
上海と深圳のアナリストによれば、マクロ経済において国内外の経済は調整や流動性の縮小といったリスクに直面している。ミクロ経済を見ても、輸出不振と不動産市場の調整によって、川上、川下を問わず企業の収益に影響を与えている。
「国泰君安」証券会社の戦略アナリスト、鐘華氏の見解によると、長期的視点で見れば実体経済の状況を踏まえた動きだという。2012年は中国にとって新しい成長モデルへの転換期となる。伝統的生産能力では成長は望めず、量から質への構造改革が求められる。