ハイアールジャパンセールス株式会社の販売責任者によると、日本企業の伝統的な給与メカニズムでは、市場での業績と給与との関連はそれほど密接ではない。だがこのたびの給与メカニズムの改革後は、上から言われた任務の達成を目標にすることはできなくなり、自分で市場に直面し、利用者にとってのバリューを生み出すことが任務になるという。同責任者はいろいろ考えた末、自分自身に挑戦することを選び、業績を2倍にするとの目標を受け入れた。また企画部門の責任者は市場競争力プランの策定に成功し、企業に大きな利益をもたらしたことを受けて、弱冠35歳で企画部のトップに抜擢された。従業員は不思議に思いながらも、企業というチームの中にある種の強い活力が蓄えられたことを感じている。
ハイアールの「人単合一」という相互利益の文化を認識することにより、最も複雑なM&A取引の成功が保障され、最も短時間で1足す1が2以上の効果を上げる。ハイアールの張瑞敏最高経営責任者(CEO)は「資金を用いて一つの企業を合併し買収するのは非常に容易で、どんな企業にもできることだ。だが文化戦略を採用しなければ成功を保証することはできず、その中では文化の融合が決定的な要因になる」と話している。
「人民網日本語版」2012年4月25日