だが国内漫画アニメ産業の規模は急速に拡大しているものの、日本の数兆元規模に比べればまだまだ「若い」といえる。
文化部の蔡武部長によると、日本の漫画アニメ産業は世界的なブランドになっており、韓国の文化トレンドも世界規模で「韓流」ブームを巻き起こしている。中日韓の関連分野での協力には巨大な潜在力があるという。
ある業界関係者の指摘によると、中国の漫画アニメ作品の生産量は急速に増加しているが、日韓に比べて実力ではまだ大きな差があり、その差は主に全体的な作品の質と産業チェーンなどに現れているという。
上海電影集団有限公司上海美術電影制片廠の銭建平廠長の分析によると、漫画アニメ産業の「米国モデル」や「日本モデル」に比べ、中国の漫画アニメ産業はまだ「100年ブランド」創造の初歩的な段階にある。とりわけ市場の育成をみると、米国のミッキーマウスには約80年の歴史があり、日本のドラえもんの起源は1970年代にさかのぼる一方、中国オリジナルの喜羊羊や大耳朶図図はまだ若く、オリジナルの漫画アニメ産業に従事する人材もまだまだ若く、短時間で世界の「先輩たち」を追い抜くことは難しい。だが中国漫画アニメ産業は相対的に若いからこそ、外の世界から学び、外の世界と協力する可能性に満ちているという。