2012年と2013年は、中国地方債の満期がピークに達し、2年間で3兆元以上の地方債が満期になる。債務返済の円滑化を図るため、2012年年初、一部地方債の償還期限の延長が認められた。
劉主任は、「現在の状況で、地方債独自発行の解禁にはリスクを伴う。地方の関連制度が整っておらず、地方が返済できない債務は、最終的に中央財政が肩代わりすることになるため、慎重な態度を維持しなければならない」と語った。
地方債独自発行の解禁については、さまざまな意見が存在する。一部からは、「地方政府は財源不足に陥り、収支バランスの乱れが際立っているため、地方に独自発行の権限を与えるべきだ」とする声があがっている。