中国財政部財科所の賈康所長は、「一方で、地方の融資能力の向上を図るため、透明度の高い融資制度の構築する必要がある。他方で、地方政府の債務規模を抑制し、10兆7000億元の地方債務を徐々に消化し、債務規模の拡大によるリスクを回避すべきである」と提案した。
高院長は、「地方政府による地方債独自発行を認めないと重ねて言明されたが、地方の支出圧力をいかに緩和するかが注目される。長期的に論じると、国は不動産税や資源税等の改革により地方の財源増強に取り組むと同時に、分税制改革を推進し、中央・地方間の権力バランスを調整し、地方財政収支の問題を根本から解決するべきだ」と指摘した。
「中国証券報」より 2012年6月27日