2012年5月13日、中日韓の関係者が出席した第4回中日韓工商サミットにおいて、温家宝総理は「日韓と隣り合う山東省の地理的優勢を利用し、中日韓地域経済提携モデル区を建設し、日本と韓国における提携地域を積極的に模索し、3カ国の産業提携拠点を建設する」と提案した。人民日報海外版が伝えた。
中日韓自由貿易区の建設は、10数億の人口を持つ北東アジア経済貿易市場が、世界的な地域経済体となることを意味する。
青島市は日本や韓国と積極的に提携を推進している都市で、中日韓地域経済提携の先行実験区になろうとしている。
◆青島:日韓に最も近い都市
青島は日韓と隣り合っており、人と文化の交流がある。
日本は1914年に青島に商品取引所、信託投資会社を設立した。大日本麦酒は1916年に青島でビール工場を設立し、三井物産は1920年に青島に支店を設立した。
青島は1979年、日本の下関市と友好都市関係を結んだ。青島の初の外資プロジェクト(改革開放以降の中国では比較的早い段階であった)は伊藤万との提携で、1984年に日本と初の合弁会社を設立した。