◆利益創出による互恵関係
青島と韓国の間には、利益による強い結びつきがある。
聯合ニュースは、「青島は中国国内で、小韓国と呼ばれている。中韓の国交正常化より、韓国の青島における投資額が増加を続けている。青島では、韓国語が話せれば日常生活を送ることができ、韓国にいるのか青島にいるのか分からないほどだ」と伝えた。
韓国政府も青島を重視している。イ・ミョンバク大統領は大統領に就任すると、北京の次に青島を訪問した。韓国駐青島総領事は、「青島はグローバル化を目指す韓国企業の入居に適した都市である」と語った。
青島は現在、西海岸経済新区で10平方キロメートルの「中韓提携イノベーション産業パーク」を建設中で、青島を韓国ハイテク産業との提携モデル拠点とする。
海を挟んで隣り合う日本との経済貿易交流も盛んで、日本は青島の第2の海外投資先となっている。
現在、青島に常住する日本人は約5000人に達しており、青島を訪れる日本人観光客は毎年延べ20万人、日本を訪れる青島の観光客は毎年延べ70万人を超える。
青島は現在、西海岸経済新区で10平方キロメートルの「中日イノベーション提携産業パーク」を建設中で、日本の海洋科学技術、新エネルギー、省エネ・エコ技術、バイオ技術、ハイテク産業を優先的に取り入れ、日本の中小企業および生産型サービス業を重点的に誘致し、新たな情勢下における日本との提携プラットフォームを構築する。