APEC首脳会議の会場があるウラジオストク沖の島には、安全を保障するための軍事施設が建設された。同島はウラジオストクが管轄する島で、面積は97.6平方キロメートル。かつては軍事施設があり、関係者以外の入域が禁じられていた。現地では今会議のために2008年から工事を開始し、海上大橋や設備の整った近代的な建築物などが建設された。会議後、ここはロシア極東連邦大学のキャンパスとなる予定。
ウラジオストクはモスクワから9200キロ離れたロシアの極東に位置する重要な都市だ。9月8日と9日、ロシアが議長国を務めるアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議がここで開催される。
会議のテーマは「発展の課題」。議題には「貿易と投資の自由化、地域経済の一体化」、「食糧安全保障の強化」、「アジア太平洋地区における輸送・物流能力のさらなる強化」、「ロシアないしはアジア太平洋地域による各分野での交流・協力に向けた革新的理念」等が含まれる。中国青年報が報じた。