ロシアの極東開発めぐる中日の駆け引きが激化か

ロシアの極東開発めぐる中日の駆け引きが激化か。

タグ: 中日駆け引き

発信時間: 2012-09-05 17:24:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

▽ロシアのWTO加盟と極東開発、大きなビジネスチャンスが到来

ロシアは今回の首脳会議で達成したい目標と強い希望をはっきりと示している。それは、ロシア東部経済の発展戦略を推進し、同地域における国際協力の見通しを示し、自国のアジア太平洋地域における影響力を拡大し、当該地域秩序の将来の動向をリードすることだ。

ロシアの隣国である中国と日本は、ロシア東部地区ないしはロシア全体が、経済関係の発展にとって好条件の地となることを望んでいる。しかし、ロシアは上述のような意図を持っている上に、中日のロシアに対するニーズは一部重なることから、対ロ経済関係の発展をめぐる中日の駆け引きは避けられない。

ロシアは8月22日にWTOに加盟した。今後3年以内に、ロシアの平均関税率は現在の水準から3分の1ほど低下する。世界第9の経済体であるロシアがWTOに加盟したことで、世界の貿易に新たな成長の原動力がもたらされるだろう。

中国は2011年にロシア最大の貿易パートナーとなり、2国間貿易額は史上最高の835億ドルに達した。ロシアはこの額を2015年までに1000億ドルとし、2020年までに2000億ドルとすることを望んでいる。プーチン大統領は6月5日に訪中した際、中国側と観光・原発・工業などの分野にわたる11の協力協定を結んだ。

今後は中国と日本の工業製品がロシア市場で競争を繰り広げ、自らの道を開拓していくこととなる。しかし、かつて中国がロシアに輸出していた商品に信頼問題が存在したことから、ロシア側は中国製品を選択する上で躊躇する可能性がある。

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