APEC首脳会議への出席に先がけ、野田首相は9月2日夜、ほぼ全ての閣僚を集めてエネルギー政策に関する勉強会を開き、日本の「脱原発」の過程で陥るだろう課題や克服策について総括し、新たなエネルギー政策について議論した。
中国とロシアを結ぶ原油パイプラインは2011年1月1日に開通している。今後20年間、中国の大慶製油基地には常にロシアからの原油が注がれる。これは長期的かつ困難な交渉の結果であり、日本との駆け引きの中で勝ち取った成果でもある。
一方の日本もロシア石油?天然ガス川上産業の重要プロジェクトへの参加に成功した。日ロエネルギー協力の見通しは世界から注目を集めている。
日ロ双方は今年6月22日に協力協定を結び、ロシア極東・イルクーツク地域の石油・天然ガスのポテンシャル評価を目的とした共同地質調査を実施することで合意した。その2日後の24日、日ロ双方はウラジオストクの液化天然ガス(LNG)基地建設プロジェクトへの日本企業の参画をめぐり、協力覚書に署名した。日本は同プロジェクトを通じて両国のLNG貿易を拡大することができる。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年9月5日