過去3四半期、人民元の切り下げ予想が高まり、市場は資本の流出を懸念していたものの、8月以降、中国の外貨の再割当にはすでに改善の傾向が現れている。2012年1―7月、外貨預金残高は192億米ドル増加し、一方8月の外貨預金残高は26億米ドルの増加だった。銀行の外貨預金の金利引き下げ、国外の流動性の緩和にともない、外貨預金残高の増加は低水準を保っている。欧米の金融緩和政策によって、人民元の切り下げに対する予想は弱まり、第4四半期、中国国内の人民元の流動性は改善すると見られる。
「中国証券報」より 2012年9月19日