中日関係の影響を受け、トヨタの9月の販売台数は前年同月比48.9%減の4万4100台となった。その他の日本自動車メーカーも、中国で苦しい経営を強いられている。三菱自動車の9月の販売台数は62.9%減、ホンダは40.5%減、日産は35.3%減となり、まずまずの売れ行きを見せたマツダでも34.6%減となった。その他、中日合弁ブランドの販売台数も急減している。
東風日産の販売担当者は、「今年10月の販売台数が例年を下回ることは間違いなく、3分の2以下になる見通しだ。広東省での販売台数は、北方ほど減少しないだろう。全体的に統計をとれば、天津や青島での販売台数は、さらに大きな減少幅を見せるだろう」と語った。
合弁会社の中国側の損失について、中国自動車工業協会の董揚秘書長は記者に対して、「関連情報はまだ出ていないが、関連する合弁会社は消費者の選択を尊重すると表明している」と語った。