「中国人民銀行総裁の周小川です」----。8日午後に開かれた第18回党大会中央金融系統代表全体会議で、周総裁は自己紹介から始め、現場にいた数十人の外国人記者の笑いを誘った。中国青年報が伝えた。
世界2位の経済大国の中央銀行の総裁として、周総裁の姿はメディアによく知られている。また周総裁の発言のすべてが、中国経済情勢を占うバロメータとされている。
一部のメディアは、「西側諸国の経済が泥沼化する中、中国があってよかった」と溜息混じりに伝えている。そのため中国金融界の代表者42人が集結したこの会議は、多くのメディアから注目を集めた。各メディアは、ここから中国経済の未来を読み解こうとしている。