2004年以来、政府の1年間の取り組みの基本方針となる「中央第一号文書」は、常に「三農(農業、農村、農民)問題」への取組み強化に言及し、農村部における現代的な流通システムの構築を促進し、チェーン経営の積極的な発展を目指してきた。2005年、商務部は都市・農村部の流通サービスの整備を目指す「万村千郷市場」プロジェクトを実施。2006年、中国の農村部と供銷合作社(協同組合)を統括する全国連合会である中華全国供銷合作総社は「新農村現代流通サービスネットワーク(新網プロジェクト)」の実施を開始。この両プロジェクトはいずれも、各種大手・中小チェーン企業が、農村部における農業用物資市場の流通ネットワークの発展を推進することを奨励するものである。
他にも、中国は2006年から農業用物資に対する総合的な補助政策を実施しており、補助金は年々増加し、中国の農業補助政策の中心となっている。2006-2009年、中央財政から交付された、農業の四項目(食糧、農業用物資、農機具、良種)への補助金の総額は3084億3000万元に達し、うち農業用物資に対する補助金は1907億元で、補助金総額の60%以上を占めている。
2004年以来,中央一号文件均围绕“三农”问题展开,多次强调要加强农村现代流通体系建设,积极发展农资连锁经营。2005年,商务部提出并实施“万村千乡”市场工程;2006年,全国供销总社开始实施“新网工程”。“万村千乡”市场工程和“新网工程”,旨在鼓励各类大中型连锁企业在农村地区发展农资市场流通网络。
此外,我国自2006年起开始实施农资综合补贴政策,且补贴金额逐年加强,成为我国农业补贴的主体。2006-2009年,中央财政对农业支付的四项补贴总额合计3084.3亿元,而农资综合补贴则达1907亿元,占四项补贴总额的60%以上。