マツダは展示ブースを1区1号展示館に設置し、中国初公開のCX-9とコンセプトカーのTAKERI(タケリ)を展示する。マツダは今年、中国で苦戦を強いられてきた。薄利多売を目指した長安マツダは大環境の影響を受け業績が伸び悩み、それまで販売の大半を引き受けていた一汽マツダは、新製品の投入の遅れにより販売減が続いていた。マツダの今年1-10月の販売台数は前年同期比9%減となり、10月に至っては前年同月比45%減となった。これらの状況を前提とするマツダは、日本車にとって最後の舞台である広州モーターショーを重視せざるを得なかった。
ホンダは合弁会社の広汽ホンダ・東風ホンダを率いて、今年の広州モーターショーに出展する。広汽ホンダは、来年より販売を開始するミドルクラスのコンセプトカー「コンセプトC」を展示する。東風ホンダは新型「スピリア」を発売し、HV「インサイト」の価格を発表する。アキュラの次世代旗艦車種「RLXコンセプト」も、広州でアジア初公開となる。
出展規模や初公開の新車等を見る限り、日本ブランドからは撤退のそぶりも見られない。