現在の先物市場の上場商品を見ると、いずれも輸出入問題に関連している。中国国家糧油情報センターの最新情報によると、中国の大豆の消費量は世界一であり、大豆の輸入量は世界全体の64%を占めている。また、中国の銅消費量も世界最大で、世界全体の銅需要の40%前後を占める。ゴムに関しても世界トップの輸入量を維持し続けている。このように、大豆、天然ゴム、銅などの商品における輸入依存度が、極めて高いことが分かる。
ここ数年の上記商品の輸入量が消費量に占める割合を見ると、大豆が55%、銅が47%、天然ゴムが65%以上である。人民元の上昇が、これら商品の中国国内における現物価格を低く抑えていることで、国内商品の先物価格の短期的な押し下げ材料としての働きが強く、商品先物相場は国内においては下落、国外では上昇するという別々の動きを形成する。各主要商品の先物価格と為替レートの変動には、明らかなマイナスの相関関係が存在する。即ち、通貨の上昇あるいは下落の変動幅は大口商品の価格の下落や上昇の幅と概ね重なっており、影響を受ける度合いも輸入量が消費量に占める割合によって決まる。輸入量が占める割合が大きければ、影響は大きく、小さければ影響もまた小さい。
目前从我国期货市场的上市品种来看,均涉及到进出口问题。国家粮油信息中心最新公告显示,我国是全球最大的大豆消费国,大豆进口量占世界进口总量的64%。而我国也是全球最大的铜消费国,占世界铜总需求的40%左右。橡胶也持续保持世界第一进口国的地位。可见,大豆、天然橡胶、铜这些品种对于进口依存度一直非常高。
这些年来,大豆进口量占消费量的55%,铜进口量占消费量的47%,天胶进口量则达到消费量的65%以上。人民币升值会压低国内上述商品的现货价格,对国内商品期货的短期利空作用非常强,这就使得国内期货同种商品形成国内跌,国外涨两个方向的动力作用。理论上来说,各主要商品期货的价格与汇率变化存在显著的负相关关系,即一国货币升值或贬值幅度与大宗商品价格下跌或上升的幅度基本相同,反应程度也应该根据进口量占消费量的比重而定,比重高则影响大,比重小则影响较小。