資産バブルを引き起こすアベノミクス

資産バブルを引き起こすアベノミクス。 円安が進む中、中国経済に対する打撃やアジア各国の通貨戦争の発端となる可能性、日本からの資金の流出、プラザ合意のように再び「円の切り上げ」が強要される可能性などに関する議論が起きている。実は、アベノミクスに差し迫っている最大の不確定要素は資産のバブル化である…

タグ: アベノミクス

発信時間: 2013-05-17 10:40:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

円安が進む中、中国経済に対する打撃やアジア各国の通貨戦争の発端となる可能性、日本からの資金の流出、プラザ合意のように再び「円の切り上げ」が強要される可能性などに関する議論があちらこちらで起きている。実のところ、円安はアベノミクスの副産物でしかなく、日本銀行(中央銀行)の直接的な操作目標ではない。

現在の市場から見ると、アジアで通貨戦争が起こる兆しはない。アジアの主要国通貨の為替レートは概ね、対米ドルで安定或いはやや上昇傾向にある(唯一の例外は韓国通貨で、政治的な要因により過去数カ月間、対米ドルで下落している)。しかし、今後数カ月、円安が進む速度が市場の予想を大幅に上回り、各国の金融政策の許容範囲の限界にどんどん迫った場合、通貨戦争が引き起こされる可能性は高まる。

資金が日本から流出する可能性については、日本国内の投資家のリスク選好と市場に対する反応による。短期的に見ると、資金流出の可能性は極めて小さい。なぜなら、市場が既に円安を織り込んでおり、投資家はリスクヘッジ目的で外国為替取引をすることはできず、ヘッジなしで取引を行うしかない。日本の投資家は従来、比較的保守的な傾向にあるため、ヘッジなしの取引を受け入れる可能性は小さい。

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