安倍首相は会議に出席したジンバブエのロバート・ムガベ大統領と会談し、このサハラ以南のアフリカの国に援助調整アドバイザーを派遣予定である旨を表明し、これら支援がジンバブエの政治・経済状況の安定化に貢献することを期待すると述べた。これに対しムガベ大統領は、日本は輸出国だけではなく、アフリカのパートナーとなってほしいと述べた。
日本政府は先月30日、6月3日、つまり会議最終日にアフリカ諸国の首脳と国連改革をめぐる議題に関して議論すると発表。「アフリカ 10 カ国」首脳級委員会の協調国シエラレオネのコロマ大統領やアフリカ連合委員会のヌコサザナ・ドラミニ・ ズマ委員長などが出席する。
「アフリカ 10 カ国」は今回日本がインフラ整備を支援する主な被援助国。国連改革決議案にはまず国連総会で3分の2、つまり128の加盟国の支持を得る必要がある。アフリカ連合には53カ国の国連加盟国が存在し、その態度は極めて重要になる。