日本はアフリカ向けにこれまでにも支援を行ってきたが、前会議の援助額に比べ、今年はかなり太っ腹だ。国際関係に詳しい学者は、日本のアフリカ援助の目的は他でもなく、エネルギー争奪、常任理事国入りのアフリカの支持獲得、国際的な影響力を強める中国牽制だと指摘する。
安倍首相が昨年末に再登板後まもなく、日本は戦略的自信を増強し、主体的外交を展開し、苦しい日本の国際情勢と国内情勢を変えるべきだという声が日本の政界関係者から上がった。最近の安倍首相の過密な外交スケジュールは、モンゴル援助にしても、ミャンマーに対する債務返済免除にしても、アフリカへの巨額援助にしても常におカネの臭いがする。ただ、日本国内の景気が低迷する中で、外交に多くの精力を投じ、カネをばら撒くのは利害損得の逆効果も予想される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年6月3日