英エコノミスト誌のシニアエコノミスト、ダンカン氏は「中国でリーマン・ブラザーズ式の銀行危機が起きることはない。崩壊のプランをあらかじめ設定してはならない」とし、「中国の状況と米国が経験したリーマンショック」は大きな違いがある」と指摘。「中国は今の情勢をうまく管理して長期的な成長を実現する能力がある。中国の国家銀行システムと公共融資はいずれもかなり安定している。中国の主権的地位も持続可能だ。中国の一時的な貸付引き締めは中国が盲目的な貸し出し拡大を抑制し、透明度を高めたからで、それは不良債務を解決するのが目的。中国は現在構造転換期にある」と説明する。
仏週刊誌 Le Nouvel Observateur は、中国中央銀行が新たな声明を発表後の市場が、政府が国内の金融情勢に対して「有効にコントロール可能」なことを証明していると報じた。