丁氏によると、途絶えることなくマネーが供給されると思っていたところへ、FRBが突然量的緩和政策の早期打ち切りを宣言、外国の金融機関も事前に資本を米国に戻し始めた。市場のマネーが突然減った上、うわさで市場はさらに混乱、銀行は貸し渋りを始めた。実際、「流動性には欠けていないが、ただマネーがどこに行くかが問題。だから25日まで干渉しなかった」と中央銀行は説明する。
丁氏によると、これは一時的な現象で、一部の海外メディアのいう「中国はリーマンショックに直面する」というのは大げさで、中国の銀行が倒産する兆しはまったくないという。「米国が量的緩和政策を打ち切り、アジアに再び危機が起きたとしても、中国はまだかなりの外貨準備高があるため持ち堪えられる」。