中国社会科学院日本研究所経済研究室の張季風研究員によると、日本は今後、多方面にはたらきかけ、それぞれを比較の対象とし、相互に促進し合う道を選ぶ可能性が高い。たとえば中日韓FTA交渉ではTPPを比較の対象として条件を話し合い、TPP交渉では中日韓FTAを比較の対象として条件を話し合うとみられる。こうなると、日本が具体的な条項をめぐって譲歩することはかなり難しくなるという。
韓国はすでに欧州や米国と自由貿易協定を結び、中国や日本とのFTA締結を積極的に推し進めてきた。蔡院長によると、中韓FTAが成功すれば、中日韓FTAにとっても成功の土台が形作られることになるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年7月30日