=10数社の中規模の中国ネオジム鉄ボロン企業は、共同で渡米し、日立金属によるネオジム鉄ボロンの特許権の「非合理的な独占」に関する訴訟を提出し、企業経営の権利を勝ち取る準備を進めている。
これらの企業は企業連合を発足した。同企業連合は1社から150万ドルを集め、計2000−3000万ドルの出資により、この経営権を守る海外での裁判に備える予定だ。消息筋は、「同企業連合に加入する企業は20社まで拡大される見通しで、現在は対策を協議している」と語った。
目を覚ました業界
本件は、日立金属が4社の中国ネオジム鉄ボロン企業を提訴したことが発端だ。ネオジム鉄ボロンは永久磁石と呼ばれる、レアアースの川下に位置する大規模な産業であり、モーター、風力発電機、自動車部品、可動部品などに使用されている。