日立金属は、同29社が米国市場に輸出している一部商品が、同社の米国市場におけるネオジム鉄ボロン焼結材料の特許権を侵害しているとした。同社はITCに対して、これらの権利侵害について直ちに調査を実施し、同29社が「337条」に違反していると認定し、権利侵害に関するすべてのレアアース焼結磁石、およびそれを含む産業部品の米国進出を禁止するよう求めた。
日立金属の同訴訟を受け、中国のその他のネオジム鉄ボロン企業が目を覚まし、特許権が企業経営に与える影響に注目を始めた。中国工業情報化部賽迪研究院原材料工業研究所の袁開洪所長は、「国内の多くの地方は核心的な資源と技術を持たないにも関わらず、依然としてネオジム鉄ボロンの新プロジェクトを大量に建設しており、深刻な同一化による悪性の競争を形成している。これは中国企業が世界で発言権を獲得する上で不利な状況だ」と指摘した。