市場価格と販売台数との連動がよりはっきりうかがえるのは、広汽トヨタの「カムリ」だ。9月の販売台数は1万5千台を超え、同クラスの「ティアナ」やアコードの販売台数を約50%上回った。ティアナとアコードの販売台数は約1万台だった。カムリを同クラス車のランキング2位のドイツ系「マゴタン」と比較すると、両者の差はわずか1千台ほどで、カムリがライバルを猛烈に追い上げていることがわかる。
総合的にみて、エコカー補助金政策の変更と自動車三包措置の実施が、このたびの消費の波を引き起こした重要な要因だ。また値下げという伝統的な手段も、9月の自動車市場および日系車の伸びの大きな原因だ。このように考えると、第4四半期の伸びに対して、メーカーは楽観的な見方をするべきではないといえる。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年10月21日