日本国内の経済情勢の影響を受け、日本の東南アジア向け投資は一時減少したが、近年その状況が変化しつつある。20年近い低迷期を経て、日本の東南アジア向けの投資活動が再び活発化しているのだ。日本は経済回復後も東南アジアの市場が必要になる。そのため東南アジアに再び力を注ぎ始めているのだ。
陳氏によると、今のところ東南アジア市場は日本が中国を追い越そうとしている状況だという。大きな環境は中国に有利で、「10+3」(ASEANと日中韓)枠組みにおいて、ASEANは日韓ではなく中国を最も重視している。この10年のASEANの発展は中国にとって良性で、中国と東南アジアとの経済的結びつきや国民への影響力は日本を上回ろうとしている。
「中国の強みは将来にあるが、中国の最大のポテンシャルはまだ発揮できていない。今は貿易面でASEANに対する影響力が非常に大きい」とアナリストは指摘する。「中国の競争の強みは、アジア太平洋の経済体で占める比重および今後の発展動向で、中国が持続的に発展し、周辺国に実益があるかを各国は重視する」と陳氏は強調する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年10月23日