上海浦東、天津浜海、重慶両江、浙江舟山、甘粛蘭州、広州南沙――これら6つの新区は中国の東西南北それぞれの地域に位置するが、「国家級新区」という共通の身分を持ち、新たな改革開放の道を探る使命を帯び、大胆な前進と積極的な革新で大きな改革の成果と成長のパワーを生み出している。
30年以上にわたる改革開放の過程で、先行試行区は常に、改革を率先し、模範を示し、リードする重要な役割を発揮してきた。改革開放初期の5大経済特区からその後の沿海開放都市まで、改革開放を推進する上で卓越した功績をあげてきた。
そして今、先行試行の「国家使命」を担った6大新区は、政府の効率向上を柱とする行政管理体制の改革を大々的に推進し、金融革新による経済体制の改革を実施、民生改善を中心とする社会づくりで、中国の今後の改革の方向性を示唆している。