2013年世界経済の8つのキーワード

2013年世界経済の8つのキーワード。 まもなく終わりを告げる2013年の世界経済情勢はめまぐるしく変化し、紆余曲折に富んでいた。国際市場に影響を与え、世界の投資家の目を引き付けた大きな出来事は次の8つのキーワードに集約できる…

タグ: 世界経済

発信時間: 2013-12-23 16:44:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

(3)WTOとTTP

 

インドネシア・バリ島で開催されていた世界貿易機関(WTO)の閣僚会議で7日、1995年のWTO発足以来、初めて新しい協定が成立した。今回の合意は人々の気持ちを奮い立たせるものだが、新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の部分合意に過ぎず、全面的な妥結にはほど遠い。

 

貿易ルールの交渉を主体とする多角的貿易体制のWTOの影響力は徐々に薄れてきており、これに取って代わってきているのが貿易・投資ルールの交渉に重点をおく2国間、多国間、地域における貿易・投資体制だ。

 

米国のバックアップの下、環太平洋経済連携協定(TPP)と2013年初めに始まった環大西洋貿易 投資パートナーシップ(TTIP)の交渉はいずれもある程度の進展がある。

 

3月と10月に日本と韓国がTPP交渉への参加を表明。米国の財政難や日本との交渉難航がTPP交渉の進行を遅らせているものの、2014年初めには大筋合意に至るとの見方もある。また、欧米も今年、TTIPの第3回交渉を行った。

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