サービス業への高まる期待
中国の経済成長に対するサービス業の貢献率は先進国より低く、今後の向上の余地は大きい。中国経済は比較的高い成長率を誇っているが、サービス業は依然として経済社会の発展における弱点となっている。産業構造から見ると、2013年のGDPに占める第1次産業の付加価値額の比率は10.0%、第2次産業の付加価値額の比率は43.9%、第3次産業のの付加価値額の比率は46.1%で、第3時産業の付加価値額が初めて第2次産業の付加価値額を超えた。中国の経済成長に対するサービス業の貢献率は高まっている。だが先進国の約70%にははるかに及ばず、同等の収入レベルの発展途上国と比べても10ポイント前後下回っており、BRICS(新興5カ国、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)の中でも中国のサービス業比率は最低となっている。