世界銀行中国代表所は、7月に発表した中国高速鉄道建設コストに関する報告書の中で、「中国の高速鉄道の平均原価は、時速350キロが1キロ当たり1億2900万元、時速250キロが1キロ当たり8700万元となっている。世界の高速鉄道建設の平均コストは、1キロ当たり3億元以上が多い」と指摘した。
日本がインドに出したオファーによると、新幹線1編成当たりのコストは、人民元換算で612億元に達する見通しだ。日本から新幹線を輸入するための費用は、約1兆6000億円(人民元換算で約975億元)に達する。報道によると、ブラジルは新幹線計画を先送りにしている。7月に開かれたBRICS第6回首脳会議で、ブラジルのルセフ大統領は、中国と協力しブラジルの高速鉄道を建設したいと表明した。ベトナム政府は高額な新幹線計画を維持しているが、建設費が人民元換算で3047億元に達する同計画は、国会の反対により停止されている。